アーティスト

今月は、呑み会代と本代とCD代で5万くらいは消費した。

使いすぎである。来月は抑制しなくてはならない。


Kaki Kingの新譜を買って毎日のように聴いている。もう終わった人だと思っていたジョン・マッケンタイアという人がプロデューサーで、そういう音になっている。この他にも、これまでの彼女の作品にはほとんどなかった歌ものが曲の半分を占めていたりしていて、Kakiねえさん、今回はちょっと色気を出しているところがあって鼻につくかなと思ったけれど、全然そんなことはなかった。もともと、わたくしは、マッケンタイアが同様にプロデュースを担当したこともあるステレオ・ラブとか好きだし、問題などそもそもなかったのかもしれない。

最近知ったのだけれど、ねえさんはライブでモリッシーとかスミスの曲をカヴァーしている。そういうのが好みなんじゃないかとなんとなく予想していたのだが、今回はたまたま当たってしまったこともあり、しかも自分の嗜好と同じだったのでちょっと嬉しかった。

そういうこともあるせいか、ねえさんにメロメロである。




金と芸術 なぜアーティストは貧乏なのか

金と芸術 なぜアーティストは貧乏なのか

という本が今日やっと届いた。帯には「芸術を消費することでステータスを高める『上流階級』となんとなくそれを仰ぎ見る『下流階級』」などと書いてある。別に格差社会のこととか勝ち組アーティストのことが知りたくて、買ったわけじゃない。いくつか見た新聞書評では、そういうことは触れられてなかったので、帯の説明はミスリードなんじゃないかと思う。そう読めないこともないのかもしれないが、すくなくとも著者の重点は「格差社会」にはないんじゃないかと思う。成功するアーティストと失敗するアーティストがいたら、それだけで格差社会にはならないだろうし、そもそも、格差社会の正確な意味がよくわからない。みんなちゃんとわかっているんだろうか。


そういう疑問はたぶん明らかにならないだろうけれど、今読んでいるのを片づけて早く読みたい。